059-326-8000
診療時間内にお電話ください

がん治療

がん治療は外科治療、放射線治療、抗がん剤治療の3本柱が基本の標準治療であり、どの治療も効果や副作用は人それぞれに違います。当院ではこれら3本柱に併用する形で、あるいは標準治療の適応外となった場合に単独でも治療することができる方法を提案します。またこれから提案するものは、抗がん剤による治療に伴う副作用、たとえば食欲不振であったり、倦怠感、白血球減少などを軽減する効果も期待できます。副作用により治療が持続的に続けられず、治療を中断せざるを得ない患者様は珍しくありません。
『がん治療を絶対にあきらめない。 最後まで希望を捨てない。』
当院はそんな患者様に寄り添い、助けとなれるよう日々邁進してまいります。

6種複合免疫療法
低分子化フコイダン
高濃度ビタミンC点滴
イベルメクチン

低分子化フコイダン

低分子化フコイダンとは

フコイダンとは海藻のぬるぬるした成分の中に含まれる硫酸化多糖類のことで、モズク、コンブ、ワカメなどに多く含まれています。 中でもフコイダンが最も多く含まれているのがモズクです。人体が十分に吸収できる分子量は3,000以下とされており、フコイダンの吸収率を高めるため、20~80万ある分子量を 500以下へと低分子化したものが『低分子化フコイダン』になります。

低分子化フコイダンの三大作用

①アポトーシス誘導作用
②血管新生抑制作用
③免疫力強化作用

低分子化フコイダンはがん細胞に対し、3つの作用が研究で明確になりました。統合医療と健康を考える会より、九州大学大学院の白畑實隆教授の研究に基づいてご紹介します。

アポトーシス誘導作用
私たち人間の身体は60兆個の細胞で構成され、その細胞は新陳代謝によって常に新しい細胞ができ、古い細胞が死んで入れ替わることにより保たれています。 正常な細胞は、一定期間を過ぎると自らが死を選んで死んでいくように遺伝子の情報の中に組み込まれており、医学用語で「アポトーシス」と言います。

しかし、がん細胞はほとんど死ぬことがなく、増え続けるため「増殖・転移」し身体を侵していくのです。 がん細胞が正常細胞と同様に「アポトーシス」つまり「自ら死を選んで消失」してくれれば、何ら怖がるに値しないものになります。 がん細胞を死に追い込む物質、それが「フコイダン」なのです。

がんの一種であるヒトの白血病細胞(HL60)に低分子化フコイダンを加える実験です。右図のグラフのように未添加の白血病細胞が日ごとに増殖するのに対し、低分子化フコイダンを加えたがん細胞は増殖せずに減少しています。
低分子化フコイダンを加えたがん細胞は次第に動きが止まり、内容物が漏れ出し、アポトーシスを起こしていることが確認されたのです。
さらに、正常細胞へのダメージはほとんどないことも実験で確認されています。

血管新生抑制作用
血管新生はがん細胞が血管の成長を促進するVEGF(血管内皮細胞増殖因子)を分泌することによって起こります。しかし、低分子化フコイダンをがん細胞に作用させると、VEGFの発現を明らかに抑制している働きが確認できました。 右図は子宮がん細胞に0.01mg/ml の濃度の低分子化フコイダンを加えて、VEGFの量を調べたものです。低分子化フコイダンを加えないものと比べ、有意にVEGFの発現を抑えていることがわかります。
さらに、低分子化フコイダンはVEGFの抑制だけでなく、血管の形成を抑制することもわかっています。

免疫力強化作用
私たち人間の身体には異物に対する免疫システムが構築されています。この免疫システムは一定ではなく、健康な人でも体調によって免疫細胞の数が減ったり、免疫細胞の働きが落ちるなどの変動があります。低分子化フコイダンは免疫細胞を強化し、数を増やして免疫システムを助ける効果があるとされています。

その他の機能

抗がん剤(シスプラチン)との相乗効果
低分子化フコイダンには抗がん剤の相乗効果があると考えられています。
がん細胞(HT 1080)に濃度を変えたシスプラチンと低分子化フコイダンを加え、がん細胞がアポトーシスを起こす割合を調べてみました。すると、低分子化フコイダンを加えていない場合に比べ、2倍強のアポトーシス誘導作用があることがわかりました。 つまり抗がん剤に低分子化フコイダンを加えることで抗がん剤の効果が増強するということです。

抗がん剤(シスプラチン)の副作用低減効果
シスプラチンは数多くのがんに有効性が認められているプラチナ製剤です。現在の抗がん剤治療の中心的な役割を果たしています。しかし、激しい副作用があり、深刻な場合は腎臓機能に障害をもたらします。抗がん剤シスプラチン単独の場合は正常細胞を死滅させるのに比べ、低分子化フコイダンを加えると正常細胞へのダメージを抑制する作用があるということがわかりました。 つまり抗がん剤の副作用を抑える効果があるということです。

この抗がん剤の副作用を軽減し、抗がん剤の効果を増強するという抗がん剤との併用による相乗効果は第69回日本癌学会学術総会で酵素消化低分子化フコイダン抽出物による癌細胞特異的細胞死及び糖鎖合成経路の改変誘導と題して九州大学の白畑教授が講演発表されました。

その他
その他に解明されているフコイダンのその他の機能として、以下のようなものがあります。
抗腫瘍・抗がん作用(三大作用の他、転移・浸潤阻止、がん細胞接着阻止、マウスでのがん増殖阻害・延命効果)、抗ピロリ菌・抗潰瘍作用・胃不快感改善作用、 抗アレルギー作用・抗炎症作用、肝機能向上作用、抗生活習慣病作用、抗糖尿病作用、抗ウイルス作用、抗菌作用、抗酸化作用(抗加齢)、血液凝固防止作用(抗動脈硬化症)、美肌作用(保湿、しわ、しみ、くすみ)

実際の臨床例

2009年春、当時76歳の男性は肺癌と診断され、7月から抗がん剤(タキソテール)治療を受けました。しかし年齢的にも副作用がきつく、セカンドオピニオンですすめられた低分子化フコイダンを抗がん剤とともに飲用するようになりました。1日300mlを飲み続けた結果、2週間後には腫瘍マーカーが正常値に戻りました。また1か月後の画像検査では当初6㎝の腫瘍が著しい縮小を示し、その後も小康状態を保っているということです。

その他体験談はこちらも参考にしてください。左の画像をクリックするとジャンプします。

低分化フコイダンに関連したリンク

詳細はNPO法人 統合医療と健康を考える会のHPも参考にしてください。左の画像をクリックするとジャンプします。

同サイトの三重県に特化したページになります。

受付

※ 木、日、祝日は休診日です。

診療受付
○ 9:00~12:30、16:00~18:30
● 9:30~12:30、15:00~17:00