鉄との反応
アルテスネイトの構造が鉄と反応し、活性酸素を生じる仕組みが研究されています。
Cancer Treatment
マラリア治療薬から見いだされた作用に着目し、病状と標準治療を確認しながら検討します。
Artesunate Therapy
アルテスネイトは、キク科ヨモギ属の植物・青蒿(せいこう)から見いだされたアルテミシニンの誘導体で、世界では主にマラリア治療薬として使用されています。
がん領域では、既存薬を別の疾患へ応用する「ドラッグ・リポジショニング」の観点から研究されています。当院では、現在受けている標準治療や主治医の方針を尊重し、病状、検査結果、服用中のお薬を確認したうえで治療をご提案します。
How It Is Studied
基礎研究を中心に、複数の作用経路が検討されています。
アルテスネイトの構造が鉄と反応し、活性酸素を生じる仕組みが研究されています。
生じた酸化ストレスを介して、がん細胞の増殖や生存に影響する可能性が検討されています。
長年使用されてきた抗マラリア薬を、がん治療へ応用する研究が国内外で続けられています。
人を対象とした研究はまだ限られており、がんに対する有効性や最適な投与方法は確立していません。大腸がんなどで臨床研究が報告されていますが、すべての方に同様の効果が得られるものではありません。
Before Treatment
安全に治療を行うため、診察と検査結果の確認を行います。
現在の治療内容、これまでの治療効果、副作用、主治医の方針を確認します。
血球数、肝機能、腎機能などを確認し、必要に応じて治療中も検査します。
胎児への影響が懸念されるため、妊娠中または妊娠の可能性がある方には原則として行いません。
服用中のお薬、健康食品、薬剤アレルギーなどを確認し、併用の可否を判断します。
Treatment Options
当院では点滴と内服について、病状に応じてご相談します。
病状、画像、検査結果、現在の治療内容を確認します。
点滴または内服の適否、頻度、標準治療との関係をご説明します。
点滴は1回3本を使用し、約20分かけて投与します。
体調、副作用、血液検査、画像評価などを確認しながら継続を判断します。
週1~3回、10回を1クールとして行います。注射薬は患者さまご自身で所定の手続きにより購入し、当院へ届いた後に治療を開始します。
Treatment Cost
本治療は公的医療保険が適用されない自費診療です。
点滴時の再診料・手技料、診察や検査にかかる費用は別途必要です。治療回数や検査の頻度によって総額は異なります。治療開始前に費用と支払時期をご説明します。
Risks & Important Information
治療を受ける前に、必ずご確認ください。
吐き気、下痢、腹痛、頭痛、めまい、ふらつき、発疹、かゆみ、肝機能値の上昇などが起こる可能性があります。
重いアレルギー反応、貧血・溶血、白血球や血小板の減少、肝障害などが報告されています。注射薬では治療後に遅れて溶血が現れる可能性があります。
動物試験などでは高用量・長期使用による神経毒性が懸念されています。漫然と継続せず、体調と検査結果を確認します。
標準治療に代わることが確立された治療ではありません。標準治療を中断・変更する場合は、必ず主治医と相談します。
Unapproved Use
アルテスネイトは、がん治療を目的とする効能・効果および用法・用量について日本国内では承認されていません。点滴用注射薬は日本フェロトーシス臨床研究会を通じて患者さまに購入いただき、内服製剤は臨床研究用製品として使用します。
国内承認薬を承認範囲内で使用する場合と異なり、医薬品副作用被害救済制度などの公的救済制度の対象となりません。
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Consultation
初診は予約制です。現在の治療内容がわかる資料、検査結果、画像データ、お薬手帳などを可能な範囲でご用意ください。
TEL 059-326-8000